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大喜利歴5周年記念論文―きまぐれ騒動に思う―(下) ※追記あり

ちょっともう完全に過去の話みたいな感じになってて、あまり気乗りもしないので手短に。
そういえば今まであまり気にしてなかったんですけど、ここのブログって「水曜日に途中まで下書きして、土曜日に完成させて投稿する」と、特に投稿日時とかの設定をいじらなければ水曜日に投稿したことになるんですね。なので前回前々回と投稿間隔がバラバラに見えますけど、本当はどれも土曜か日曜にアップロードしてますし(誰も気にしてないと思うけど)、これからもそんな感じでいく予定です(いつまで続くか分からないけど)。


残っていた大きな論点は「普段から嫌われるようなことばかりしてるから叩かれて当然」か?というものでした。

これはまあある程度はその通りなのかな、と思ってます。
もちろん、そういった先入観に囚われて正当な評価が出来なくなってしまったり、見るべきものが見えなくなってしまったりといった悪しきことも確実に起こるでしょうから、積極的に肯定するつもりはないし、こういう主張を大声でしている人のことは(イタい人だなぁ・・・)と思いながら見ているわけですが。

その反面、やはりこういう人間の心情的な部分は大喜利とは切っても切り離せないものでしょう。
前回のラストにもやや唐突にねじ込みましたが、ネット大喜利の結果には背後の人間的なパワーバランスのようなものが少なからぬ影響を与えていると感じます。
また、昔へぱさんが「ボケは単体で存在していない、周りのボケの中に存在するんだ」というような事を言っていましたが、同様に、ある1つの回はそれ単体で存在するのではなく、その前後の歴史との相互作用の中に存在するものです。その相互作用を媒介するのは、感情を持った人間です。

これらはネット大喜利の本質的に重要な性質だと感じています。これらの影響を完全に排除してしまったら、ネット大喜利はひどく無味乾燥なものになってしまうのではないでしょうか。


また、ある意味ではこうした負の感情が大喜利サイトの盛り上がりに貢献している部分もあるように感じます。

もうずいぶん昔のことですが、こんな記事を書いたことがありました。まあ今読み返すと色々恥ずかしいんですけど(笑)、主張の根幹部分は今も間違ってないと思っています。ただ、当時は「ツボは時間とともに拡散していく一方だね、困ったね」で話が終わっていて、じゃあそういうツボの拡散の流れに抗って、曲がりなりにもこれだけ長い間大喜利PHPが続いてきたのはどうしてだろう?という部分まで考察が及んでいないのですが、今はこの問いに自分なりの答えを持っています。

それは、「正の感情や負の感情、大喜利に関する考え方やその他もろもろの価値観を共有するための強固な"コミュニティ"あるいは"内輪"があったから」です。

記事の中身を読むに、その記事が書かれた頃がちょうど転換点に入りつつあった頃だったようですが、それまでの大喜利PHPと現在の大喜利PHPとでは、コミュニティの質が決定的に異なります。
現在は小さなコミュニティがあちこちに細分化されたような状態ですが、昔はサイト全体を覆うような巨大な1つのコミュニティがありました。そしてそのコミュニティの中で、様々な情報や感情や価値観が共有されていました。その中には、「このボケ面白い!」とか「こういう考え方はいいよね」というようなプラスなものも、「この人嫌い」とか「こういうボケ方は嫌い」というようなマイナスなものもありました。
こうして形成され共有された価値観の中には、コミュニティの外から見たら奇異に映るものもたくさんあったでしょうし、それが原因となって前回挙げたmakosu騒動のような対立もしばしば起きていました。形成された価値観が「普遍的に正しい」と言えるような代物だったとは決して思いません。しかし、このようにコミュニティ内において価値観の同調を促す力は、ツボの拡散に抗うための強力な武器だったのだと思います。
もう一つ重要な事は、このように感情や価値観を共有する強固な基盤があれば、コミュニティ内でそれまで幅を利かせていたある価値観がマンネリ化してきたときに、別の新鮮な価値観を受け入れることが比較的容易に可能だということです。このことについては、後でもう少し詳しく書きます。


ずいぶん話がそれました。まだまだ全然語り足りないんですけど、話を元に戻します。

とにかく言いたいことをまとめると、感情的な色眼鏡を通して人やボケを見ることは決して完全に好ましいことではないけれど、人間が遊んでいる以上完全に切り離せないものだし、大喜利コミュニティの活性化や持続性に貢献している側面もあると思うので、ある程度の部分までは肯定的に捉えるべきなのではないか、ということです。


・・・眠いので続きは来週!
(読む人に優しくないブログだなぁ・・・)


7/6追記:
すいません、早速ですが(!)今週の更新はお休みします…。

ところで、ここまでで書いてきたことに対して、カラカンさんがブログで考察を加えてくれました(コメント参照)。
自分には全く無かったバックグラウンドから今回の騒動への考察を深めていただき、勉強になりました。
特に「本人/他の参加者の間の"公正さ"の格差」という観点からの説明は、今までも漠然と感じていたことではありますが、こうして理論的な裏付けのもとで明確に説明してもらえると、「なるほどな~」と納得させられます(「なるほどな~」以上のことが言えないのが恥ずかしい所ではありますが…)。

大喜利というゲームの複雑さを考えると、一人で全てを解明し尽くすことは絶対に不可能だと思います。様々なバックグラウンドを持つ人が知恵を持ち寄って、少しずつ理解を広げていくしかないでしょう。これからもぜひ色々な事を教えていただけたら、嬉しいです。
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コメント

[C267] 毎度

大喜利5周年おめでとうー(笑)
俺はどれくらいなのかな。わからないけどw

しかしここまで考えながら大喜利って
やったことないなぁ。
お題があって、答えて
もっと面白い人がいて、笑って
次こんなボケできたらいいな。
って心に置いてよし次のお題だ。
くらいにしか留めてないので、伸びないのかも(笑)

特定の人のボケっていうのは、なんかの大会の時に感じたことがあります。
いつもの大喜利の雰囲気じゃないっていうか
どうしてこのお題に対してこのボケが出るのか。
そしてどうしてこれが大量の票に繋がるのか。
理解できなくて自分のいる場所じゃないな。ってすぐ落ちましたが。
これはマコスさんや、きまぐれさんの時じゃなかったですけどね。
自分にとって居場所がいいとこに
ずっととどまる習性なのかもしれません。

それでは、続きを楽しみにしたいと思います(笑)
  • 2015-06-29 10:34
  • r17
  • URL
  • 編集

[C268] Re: 毎度

R17さんどうもです。
扱っているテーマがテーマだけに、コメント通知のメールを開く瞬間はビクビクですw


確かにR17さんはずーっと変わらずに大喜利を純粋に楽しんでいるように見えて、それはとても羨ましいです。
ずっと変わらずに楽しめるってのは一つの才能だと思います。
(自分がこういうことを書くと皮肉みたいに受け取られそうでイヤですが、本心ですw)


大会の雰囲気って、その時その時で本当に様々ですよね。
ある程度大喜利経験が長くなってくると嫌でもそういう場面にいくつか遭遇するわけですが、それをどう受け止めるかが1つの分かれ道なのかな、と思います。

R17さんのように「自分が楽しめる場でだけ楽しむ」というのは、とても賢明な対処法の一つだと思います。
逆に残念なことに、自分の考え方を押し通そうとして結果的にその場を荒らしてしまう人や、大喜利という遊びや大喜利PHPという場に失望して離れていってしまう人もいます。

自分の場合は、あー結局大喜利に正解なんてないんだなーという軽い諦めがまずあって、そうなると自分の中の面白を突き詰めていくことの価値が少しずつ薄れてきて(楽しいは楽しいんですけどね)、面白い面白くないという話とは違う角度から大喜利を眺めることの方が面白くなってきて、この記事に至るわけですw
これが賢明な対処法なのかは分かりませんが。
  • 2015-06-29 23:53
  • mitsudomoe
  • URL
  • 編集

[C269] からかんです。

はじめまして(ブログのコメント欄で)、からかんです。
今回は5周年記念ということで僕も三つ巴さんの文章を読み感じたことを記事にさせていただきました。
これです→http://ameblo.jp/karakangengaku/entry-12045083576.html
長々ですがなにとぞ、ご笑読していただければ・・・。

僕自身もこうした記事を書き、その疲労がわかりますのでやすやすとは言えませんが、色々な着想でもって書きついでいただけたらウレしいです。では。
  • 2015-06-30 23:00
  • からかん
  • URL
  • 編集

[C270]

あれから何年経った
大喜利PHPはドラマになった

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